外国人技能実習制度とは

外国人技能実習制度とは?

外国人技能実習制度は、日本の企業に発展途上国の若者を技能実習生として受け入れて、実際の業務を通して実践的な技術や技能・知識を学んでもらい、母国へ帰国後、経済発展に役立ててもらうことを目的とした公的制度です。
一般的に受入れ可能職種に該当する企業様は、当組合のような監理団体を通じて技能実習生を受け入れることとなります。入国した実習生は実践的な能力を高めるために3年間の技能実習に入ります。

技能実習生滞在の流れ(50人以下の企業の場合)

技能実習生は、およそ3か月間母国での事前教育を受けてから、「技能実習1号ロ」として入国してきます。
入国後約178時間前後の講習を受けた後に、企業へと配属となり本格的な実践技能実習がスタートします。技能実習は、技能実習計画をもとに進められてます。技能実習1号ロの全期間(1年間)の4分の3程度が経過した時点で、国で定められている技能検定を受験します。
技能検定に合格した者が、2年目からの技能実習2号ロとして残り2年間の実習を行います。技能実習1号ロの1年間と技能実習2号ロの2年間の合計3年間の実習を行った後に帰国となります。
技能実習1号ロが1年目を終了し、2年目からの技能実習2号ロに変更になると、新たな受入れ人数枠が出来るという仕組みになっています。

技能実習生
受け入れ

1年目

日本に入国後1ヶ月間の講習を
受け、その後、技能実習実施機関へ。
※50人以下の企業の場合は一度に3名まで。

技能実習生1号

技能実習生
受け入れ

2年目

技能実習生が入国してから1年のおよそ3/4の実習を受け、技能基礎検定等の試験に合格して、技能実習生2号になることができます。
3名が技能実習生2号になると、新たに3名の技能実習生1号を受け入れることができます。

技能実習生2号

技能実習生1号

技能実習生
受け入れ

3年目

前年に入国した技能実習生1号が
1年のおよそ3/4の実習を受け、
技能基礎検定等の試験に合格して、技能実習生2号になると、新たに
3名の実習生を受け入れることが
できます。

技能実習生2号

技能実習生2号

技能実習生1号

技能実習生
受け入れ

4年目

前年に入国した技能実習生が1年のおよそ3/4の実習を受け、技能基礎検定等の試験に合格して、技能実習生2号になると、新たに3名の実習生を受け入れることができます。
1年目に受け入れた実習生は3年間の実習を終えて帰国します。

帰国

技能実習生2号

技能実習生2号

技能実習生1号

実習実施機関の常勤職員総数 受入れ可能な技能実習生の人数
301人以上 常勤職員総数の20分の1
201人以上300人以下 15人
101人以上200人以下 10人
51人以上100人以下 6人
50人以下 3人

実習生受け入れのメリット

安定・定着

実習計画に基づいた技能実習で、計画的かつ継続的人員を配置していくことが可能です。

職場の活性化

技術習得が早く、意欲的に作業に取り組むため効率の向上が期待できます。

若い活力ある研修生の採用

労働意欲旺盛のため、周囲で働く人たちにも活性化が生まれ、強力な戦力になります。

企業の国際化

技術移転による国際貢献と将来の海外進出、現地雇用のノウハウ習得が期待できます。